【旅と手しごと】ボリビアの最大都市・ラパス:魔女通りで出会った手仕事たち

【旅と手しごと】ボリビアの最大都市・ラパス:魔女通りで出会った手仕事たち

西荻窪の雑貨屋「Hin plus」の店主・Hinが世界を旅しながら、その土地の人との出会い、手仕事に込められた思いや楽しい物語をご紹介する「旅と手しごと」。今回の旅は、旅の相棒・うさビーとともに、不思議なものたくさんの魔女通りで、たくさんの手仕事に出会うボリビア・ラパス編です。
※前回までのおはなしは こちら
Hin

ボリビア最大の都市・ラパスにやってきました。街全体がすり鉢状になっているので、街中も坂が多く、ゴンドラが人々の生活の足として活躍しています。

ゴンドラが出来るまでは、バスか徒歩での移動だったらしく、バスだと山道をぐるんぐるんと上ってすごく時間がかかるので、現地の方は坂道を歩いて上っていたんですって。

うさビー

ラパスって高いところにあるのよね?
歩くのは健康に良さそうだけど、高所で坂道、ってただただしんどいわ・・・

Hin

ゴンドラは8人乗りくらいで、地元の人も観光客も使っていました。観光だと、グループやカップルで独占したい人もいると思うんですけど、そういうのはなくて、どんどん詰め込まれて送られていきます。

ゴンドラに乗って現地の暮らしを体感したり、街中では出会いもたくさんありました。

うさビー

去年来たときは、カーニバルの最中でお店がほとんど閉まっていたものね。

Hin

さて、今回まずご紹介するのは、可愛らしいおばあちゃんの店のコインケースです。

うさビー

ひもがついているから、首からかけても素敵。
中がダブルになっているのも便利ね。

Hin

おばあちゃんのお店があるのは、通称・魔女通りと呼ばれるサガルナガ通り。お土産屋さんに混じって、不思議なものがたくさん並んでいます。

このお店の軒先につるされている赤ちゃんリャマも、最初はお人形かなと思ったら、ミイラだよと言われてびっくり!家を新築したときや、お願いごとをするときに、薬草やコカの葉をブレンドしたものと一緒に生贄として捧げるんですって。

うさビー

さすが魔女通り!
呪術や信仰が、人々の暮らしに今でも根付いているのね。

Hin

続いてご紹介するのは、指人形とシルバーのピアス、リャマとアルパカのお人形です。たくさんご紹介したいので、まとめてどんどんいきますね!

うさビー

指人形で亀って初めてみたわ。
リャマや現地の人に混じって、バットマン的な人がいるのが気になるけど・・・

Hin

そして、チョリータさんのバッグです。
「チョリータ」とは先住民出身の女性という意味で、民族衣装を着て、三つ編みで山高帽をかぶって、布を巻いたりしています。

数年前まではこの言葉は差別用語だったらしいんですけど、大統領が先住民出身なこともあって、最近は意識改革がだいぶ進んでいるんですって。

うさビー

スクレや空港でも見かけたわね。
スクレのチョリータさんのほうが、スカートが短かった気がするわ。


(写真上がスクレのチョリータさん、下がラパスのチョリータさん)

Hin

スカートの丈は、気候によって長かったり短かったりするそうです。スクレのほうが暑いんでしょうね。スカートや布使いのほかに、三つ編みの先にボンボンやふさふさを巻き込むオシャレも素敵でした。

うさビー

この人は、ポップコーン&ポテチ売りのお姉さんね。

Hin

そうそう、主食となるお芋やトウモロコシの種類が多いせいか、お芋やポップコーンを売る屋台が大きいのから小さいのまでたくさん出ていました。どの規模の屋台にも、だいたい電話が置いてあるのにビックリ。

うさビー

携帯電話がないのかしら?
それとも、電話を貸してるのかしら?

Hin

今年はゆっくり街を散策したりゴンドラに乗ったり、ラパスの街を満喫できました。ラパスの街は建築ラッシュみたいで、下はもういっぱいなので上に上に建てて行っている様も感じられました。

うさビー

変わりゆく街を体感できるのも、同じ場所を訪れる醍醐味のひとつよね。ラパスを後に、私たちの旅は、ウユニ湖へと続きます。

(次回へつづく)

 

[ 取材協力 ]

旅する雑貨屋「Hin plus」
〒167-0042
東京都杉並区西荻北 3-3-12
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