【旅茶日記】タイ暮らし、お茶時間②

【旅茶日記】タイ暮らし、お茶時間②

7月。家族でタイに来て初めての旅行に行ってきました。
海外暮らしも大きな流れで見ればひとつの「旅」なのかもしれませんが、やはり暮らす中で非日常は日常になっていきます。そんな私たちが「旅」を求めて訪れたのは、バンコクから車で3時間ほどの、避暑地カオヤイです。ビーチのあるホアヒンと迷ったのですが、緑が恋しくて。

カオヤイには大きな国立公園があり、ワインの産地としても有名です。
国立公園の北側が町の中心部で、そこから少し山の上にあるホテルに到着。最高の景色を見ながら冷たいウェルカムティーをいただきます。タイの青いお花、バタフライピーにライムを絞った紫色のハーブティー。

タイに来るたびに感激する、ホテルやスパのクオリティの高さ。
今回は中級のホテルに泊まりましたがとても満足!2歳の息子も終始ご機嫌でした。子どもは気持ちのよい空間とそうでない空間で本当に機嫌が違うなと思います。芝生のお庭で走り回ったり、景色のよいプールで遊んだり、夕日を見ながら食事をしたり、ぜいたくな時間を過ごせました。

いくつか訪れた場所をご紹介します。

ボナンザ動物園

こじんまり感が好みだった動物園。巡回しているカートに乗って好きなところで降りられる手軽さがよかったです。暑いタイでは、なるべくお客さんが楽をできる工夫がしてあって、便利!と思うことがよくあります(運動不足にはなりますが・・)。

タイらしかったのは、キリンに直接餌をあげることができる他、フラミンゴのケージには、なんと人が入れます!動物との距離が近い。小一時間で十分楽しめる動物園だと思います。

グランモンテワイナリー

私たち夫婦はワインには全く精通しておらず、私に至ってはお酒がほとんど飲めないのですが、ランチとぶどうジュースをお目当てに、またせっかくカオヤイに来たのだからワインの一本でも買って帰ろうと、立ち寄りました。

カオヤイはなぜかイタリアンがとても多く、どこに行ってもパスタ・ピザ・タイ料理を出すレストランが多かったです。なので、わざわざここでイタリアン食べなくてもよかったかなという気はしますが、ワイン好きの方は訪問必須でしょう!ブドウ畑は雰囲気もよく、ワインも(夫曰く)美味、ぶどうジュースもおいしかったです。

The Birder’s Lodgeファーマーズマーケット

バンコクでも週末になるとファーマーズマーケットがあちこちで開催されており、にぎわっていますが、ここカオヤイで注目を集めるおしゃれファーマーズマーケットがこちら。確かに見た目も可愛くて、テンションがあがります。

美味しそうなアボカドやフルーツ、お野菜やお菓子などが売られていて、お隣のカフェもとてもおしゃれでした。わたしは大好きなフレッシュグアバジュースを買いました。タイは本当にフレッシュジュース天国です。

エレファントライディング(The Jungle House)

今回は2歳の息子連れということで、実物を見て、こわいと言ったらやめよう、乗りたいと言ったら乗ろうと決めていました。最初とても怖がったので、よし、やめとこうと内心ほっとしていたのですが、車に乗って帰ろうとしたときに、急に乗りたいと言い出したので思い切って乗ることに。

ここのエレファントライディングはかなり本格的で、川にも入るし途中で象使いの人が降りて(写真を撮ってくれるため)しまったので、ハラハラドキドキでした。息子は頭を抱えてずっと固まっていましたが、終わってからは楽しかったと言っていました。重い私たちを運んでくれた象さんに感謝です。

今回の旅で唯一困ったことが、バンコク-カオヤイ間の食事でした。日本のように国道沿いに大きなレストランがなく、たまにあったとしても事前情報がないので「あ、あれは!?」と言っている間に通り過ぎてしまい(笑)、結局ガソリンスタンド併設のパン屋さんで微妙なパンを買ったりしてやり過ごしました。食事処は結構あるのですが、大抵、暑い中屋外に座る形式でおそらくベビーチェアなどもなく、小さな子連れではなかなかチャレンジすることができませんでした。

とはいえ、そんなことも含めてすべてが旅のいい思い出です。南北に広いタイ、次回はどこへ行こうか楽しみです。

 


田中友美

[ TEAスタイリスト ]
学生時代、北京留学をきっかけに中国茶に傾倒。大学卒業後、上海にて3年間勤務。世界の茶産地への旅をライフワークに中国茶をメインとしたイベントの開催や茶葉・茶器の販売などを行う。お茶を囲むことで生まれるご縁「茶縁」を大切に活動している。