【旅と手しごと】ボリビア・天空の鏡ウユニ塩湖:塩のホテルとコルチャニ村の小物入れ
※前回までのおはなしは こちら
憧れのウユニ塩湖にやってきました。
とにかく美しさに感動!!
雨季なので、水深10㎝くらいでちゃぷちゃぷいって歩く感じ。鏡みたいに映るには、水が少なすぎても多すぎてもダメなんですって。
雨季に行ったってことは、乾季もあるの?
11月後半~3月頃が雨季、4月~11月前半頃が乾季です。ガイドさんが言うには、アジアの人は雨季が好きで、ヨーロッパの人は塩の結晶がキラキラ輝く乾季が好きなんですって。
どちらの季節も魅力的ね。
雨季だと、雨がたくさん降るの?
基本は雨なんですけど、ドライバーさんが晴れている場所を狙って行ってくれたので、ぱらっと降るくらいでした。ウユニ塩湖自体が、四国の2/3くらいの大きさでとても大きいので、愛媛では雨でも高知では晴れ、みたいな感じなのかな。
そんなに広いなんて、迷ったら大変ね!
チームで動くドライバーさんが5台くらいで情報交換したり、安全確認しながら進むんです。電波も届かないし、周りに何もないので、フリーの観光で来た方の車が故障して、2日くらい見つけてもらえなかったこともあるそうです。
怖すぎるわね!
トイレや売店なんかはあるのかしら?
売店はなくて、トイレはこのひとつだけ。
登山とかに慣れている方は、ドライバーさんが連れて行ってくれる場所で済ませたりしてました。
大自然との一体感がすごいわね。
泊まる場所はどこにあるの?
ホテルが何件かあって、建物のほとんどが塩で出来ているホテルに泊まりました。北欧でも氷のホテルってありますよね、そんな感じかな。壁や床、ベッドも塩で出来てるんですけど、パラパラする感じじゃなくて、きっちり固められた塩です。
寝てる間に崩れたりしないのね?
がっちり固められているから、大丈夫。
ただ、出入りするときに外から塩が入ってくるのか、朝晩スタッフの方がドアのところで塩を掃いていて、海の家を思い出しました。
海の家でも、スタッフがよく砂を掃いているものね。
さて、今回紹介するのは、ウユニ塩湖の小さな村・コルチャニ村で出会った小物入れです。
ウユニ塩湖の塩を精製している工場で出会ったもので、塩で出来ています。
濡らしたりすると、ちょっと溶けたり、表面の文字が消えたりかけたりしちゃうかもと思いつつ、塩を運んでいる人形とリャマの可愛さにやられました。
ちなみに、ここでもリャマはすごく身近な存在で、ウユニ塩湖から空港へ向かう高速を走っているときに、「リャマ注意」みたいな看板があったのに驚きました。
手仕事まで塩で出来ているのね。
そして、ふたたびリャマ登場。
ここで精製される塩には岩塩タイプと粉末タイプがあって、小物入れの子たちが運んでいるのは岩塩タイプ。工場のおじちゃんが言うには、世界各地でウユニ塩湖の塩といって販売されているものがあるけど、本物はあまり流通していなくて、ここでしか手に入らないんですって。
そう言われて、お土産用にたくさん買ったら、「白い粉末だから」とメキシコシティですごく疑われて、ボールペンでぴんっと穴とか開けられてすごく困っちゃいました。
・・・良い子のみんなは気を付けましょうね。
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
〒167-0042
東京都杉並区西荻北 3-3-12
facebook / instagram / website