【旅と手しごと】ボリビア:世界遺産の「白の街」スクレで伝統の織物に出会う
※前回までのおはなしは こちら
コロニアル様式の古い町並みが残るボリビアの古都・スクレにやってきました。白く美しい建物が多いため、「白の街」と呼ばれているそうです。
キレイな街並みに心癒されるけど、たどり着くまでは大変だったの。
そうそう、ボリビアに着くまでに、成田からメキシコシティーまで12時間半、メキシコシティーからペルーのリマまで6時間、リマからラパスまで2時間、ラパスからスクレまで1時間、さらにそれぞれに乗り継ぎの合間時間が2時間くらいずつ・・・という長い長い道のりを経てようやくたどり着きました。
標高4082mだというラパスのエル・アルト空港が要注意!
半日前から高山病の薬を飲んで対策したのよね。
薬のおかげで、体調はまずまず。
なぜだか、空がものすごい近く感じられる空港でした。
空の青さと、空港で買ったSIMカードの可愛さに元気が出たー!
ようやくたどり着いたスクレでは、さっそく目的の織物博物館へ。
坂の多い街なので、上りも下りもきつい~・・・博物館も、ものすごい坂の上にありました。
展示物は織物がほとんどですが、織には伝統文化とか歴史が反映されていて、人々の暮らしを垣間見ることもできます。普段は、近くにある織の村の人が座って、織る様子を見せてくれるんですって。
色の感じとか不思議。
それに、とっても緻密なのね。
そこで出会ったのが、ハルカ織りとタラブコ織りのバッグです。
色、デザインともそれぞれの地域で代々受け継がれてきた織りで、赤と黒が主体で実在の動物と想像上の動物を織りこんだハルカ地域のハルカ織と、馬やリャマ、鳥などの動物と一緒に日常生活を織りこんだタラブコ織。どちらも素晴らしく素敵で魅力的です。
この星の王子様は宇宙から来た気がするんだけど・・・
こんな大作とも出会えました!
大きいと、それだけ迫力も増すわね。
魔よけにもなりそう。
続いてご紹介するのは、こちらのコカバッグです。
コカバッグの「コカ」はコカインのコカ。コカインというと悪者に聞こえるけど、高山病の予防にむしゃむしゃ噛んだり、お茶にしたり、アンデスの山ではとても大事な葉なんです。コカの葉を摘むときに男の人はこのバッグをしょって山へ行くんですって。
知ってる!
去年、ペルーへ行ったときもコカ茶をたくさん飲んだわ。
このコカバッグにも星の王子様がいるけど、畑を耕したり、かまどにパン入れて焼いてるっぽい人もいて、暮らしを表してるのがわかるわね。
そして最後にご紹介するのが、こちらのコインケース。革のコインケースに動物モチーフの織りがポイントとして入っていて、大人のオシャレを演出してくれそうです。
これは、コウモリの模様かしら?
リャマみたいなのがいるところが、ボリビアっぽい!
博物館を満喫したあとは、良い感じのカフェを見つけてまったり。腹ペコだと思ったら、朝から何も食べていなかったんでした・・・
そして、旅の定番・市場をちょこっと見学。
ジュース飲んだばっかりだったので、飲まなかったけど・・・新鮮で美味しそうでした。
色とりどりの果物がキレイだったわ~次回は絶対飲むわよ!
日帰りでスクレを楽しんだ私たちは、スペイン語で「平和」という意味を持つボリビアの中心都市・ラパスに向かいます。
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
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