【旅と手しごと】メキシコ:オアハカ・織物の村サント・トマス・ハリエサと木彫りの村サン・マルティン

【旅と手しごと】メキシコ:オアハカ・織物の村サント・トマス・ハリエサと木彫りの村サン・マルティン

西荻窪の雑貨屋「Hin plus」の店主・Hinが世界を旅しながら、その土地の人との出会い、手仕事に込められた思いや楽しい物語をご紹介する「旅と手しごと」。今回の旅は、旅の相棒・うさビーとともに、手仕事の村を訪れる、メキシコ・オアハカ編です。
※前回までのおはなしは こちら
Hin

刺繍の村を後にし、織物のサント・トマス・ハリエサ村にやってきました。モトタクシーの座席から感じる風が心地良いです。

うさビー

さっそく織っている女性を発見!

Hin

ここは市場なんですけど、何かしら織っている方をよく見かけました。手が空いたら織る、みたいな・・・

うさビー

織ることが生活の一部になっているのね。

Hin

さて、今回まずご紹介するのは、手織りのポーチです。

「腰織」と呼ばれる手法で、祖母から母、母から娘へと、代々受け継がれる伝統の織物なんですって。こちらの工房では、織り名人のお母さんと娘さんにお会いしました。

うさビー

壁一面に貼ってあるのは、表彰状?
お母さんは、本当にすごい人なのね。

Hin

自分も織機の一部になった感じで巻き取っていくスタイルが独特ですよね。

うさビー

ポーチを使うたびに、お母さんのぬくもりを感じられそう。

Hin

続いて向かったのが、木彫りのサン・マルティン村です。まずは、木彫り工房のオーナーが経営しているというレストランへ行きました。

ズッキーニの花が添えられたのが、オアハカの食材を使った「パハリート」。辛くない唐辛子でマリネした豚肉で、さけるチーズ・ケシージョと、ゆで野菜を巻いたものを、緑トマトのソースでいただきます。

うさビー

焼きたてのトルティージャも美味しかった~
冷めないようにクロスに包んであるところも素敵な心遣いよね。

Hin

美味しくて大満足なお昼の後に出会ったのが、木彫りの動物たち(アレブリヘス)です。

「Jacobo &Maria Angeles」というこの工房では、1本の木から作品が出来るまでの各工程をチームごとに作業しています。

うさビー

1本の木から切り出されたものが、こんなにつるつるになるのね!
この模様には、何か意味があるの?

Hin

こちらの工房で制作されている動物たちに描かれているのは、サポテコ族が文字がわりに使っていたサポテコ柄。この工房の作品は、洗練されていて、アメリカなど海外でも人気があるんですって。

うさビー

柄に意味があるって素敵ね!
Hinが連れ帰った子たちにも描かれているの?

Hin

うちの子たちにも、一部描かれています。
サポテコ柄が全面に描かれたこのコヨーテは、すごくかっこよかったけど、持てないし、買えないし、で泣く泣くあきらめました。

うさビー

残念だけど、素敵な出会いもあったし、いいんじゃない。

Hin

次の日はオアハカの街を散策し、街の市場で出会ったのが、メルカドバッグや、天使のオーナメントです。

うさビー

やっぱり、Hinの旅には郵便局と市場がかかせないのね。

Hin

メルカドバッグ、今年は花柄もあったりして、変化を楽しむことができました。

うさビー

まだまだ続く、Hinとわたしの旅。
メキシコを後にした私たちは、ボリビアへと向かいます。

(次回へつづく)

 

[ 取材協力 ]

旅する雑貨屋「Hin plus」
〒167-0042
東京都杉並区西荻北 3-3-12
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