【旅と手しごと】リトアニア・アートの街ウジュピス:天使の石と陶器のアトリエ
※前回までのおはなしは こちら
ヴィリニュスの旧市街は、小道が多くて迷子になるのが楽しい街。道沿いの教会や大聖堂を見ながら歩いていると、迷っているのにいつのまにか中心部に着いちゃうのが不思議です。
石畳が敷かれている道は、趣きがあって素敵ね。
道端のお店の看板も可愛いわ。
慣れていないと足が疲れてしまうけど、そのときはカフェやレストランで一休み。リトアニアに来たら、これだけは食べなくちゃ!というメニューを注文します。
それは気になるわね。どんな食べものなの?
ツェペリナイと、ビーツの冷たいスープです。
ツェペリナイって面白い響きね。つるんとしておモチみたい。
ビーツのスープは、バルト三国でも定番よね。
外側がじゃがいも、中にお肉が入っています。じゃがいもに何か練り込まれていたり、ソースが違ったりと、リトアニア料理専門店に行くと10種類くらいバリエーションがあります。塩味にサワークリームの酸味を足しながら食べると美味しいです。このふたつは、小さなレストランにもある定番メニューなんです。
一度は試してみたいリトアニアの味なのね。
おなかが満足したら、石畳の街に戻りましょ。
じゃがいもをたっぷり食べておなかいっぱいだから、たくさん歩かなきゃ。
さて、今回ご紹介するのは、旧市街の川を隔てて橋を渡った「ウジュピス」というアートの街から来た天使の石です。
住人たちは「ウジュピス共和国」と名乗っていて、年に1回、橋を渡るときにパスポートを見せないと入れないときもあるというユニークな地区です。「リトアニアのモンマルトル」とも呼ばれていますね。街に入るとすぐに天使の像が迎えてくれます。
天使が共和国のシンボルなのね。
街のインフォメーションセンターもとても素敵です。天使の石たちとは、ここで出会いました。
石だけど、それぞれに表情があって可愛らしくて、連れてきちゃいました。
続いてご紹介するのは、同じくウジュピスのアトリエから来たクマとミツバチのお皿です。
ウジュピスはアトリエがたくさんあるんですけど、ここは外観がアトリエぽくなくて、なんとなく惹かれて入ったら陶芸のアトリエでした。8人くらいの作家さんが好きなものを思い思いに創作しています。
アトリエに差し込む光まで、なんだか芸術的!
お皿のクマが絶妙な表情をしていて、ミツバチとの間にストーリーを感じるわね。
全体のインパクトと、つぶらな瞳やひょうひょうとした口元がたまらないです。
ここの作家さんたちは、自由な発想で作品を創っていて、それぞれが光っているんです。
どんな作品が生まれてくるのか、今後もここを訪れるのが楽しみです。
これで今回のバルト三国旅のお話はおしまいですが、エストニアでのうさビーとの出会いに始まって、今まで以上に作り手の方とたくさんお会いしてお話もできて、とても充実した旅になりました。ますますバルト三国のことが好きになりました。
Hinとわたしの旅は、まだまだ続きます。
次回は「旅と手しごと」南米編。
どうぞお楽しみに!!
(次回へつづく)
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