【旅と手しごと】モロッコ・フェズ:迷宮都市で出会うフェズ刺繍のポットつかみ
※前回までのおはなしは こちら
みなさん、こんにちは。Hinです。
新年一発目の「旅と手しごと」は、引き続きモロッコの旅をお届けします。
年末年始忙しくて、シャウエンのこと忘れちゃったあなたは、こちらをチェックしてみてね。
青い街・シャウエンを後にした私たちは、「世界一の迷宮都市」と呼ばれるフェズにやってきました。モロッコで一番歴史があるというこの街は、入り組んだ細い路地と、高い建物に囲まれた複雑な構造で、メディナ(旧市街)への入口である大きな門が特徴的です。
去年来た時も、楽しく迷いながら街を散策したっけ。
門をくぐると、道が何方向にも伸びていて、この通りは中央市場へ続く通り、お隣は雑貨を売っている通り、さらにお隣は飲食店が並ぶ通りというように、通りごとになんとなくジャンル分けされているのかなという気がします。
わたしは、ひとまず果物やハーブがたくさん売っている通りに行きたいわ。
うさビーには少し待ってもらって・・・
今回まずご紹介するのは、フェズ刺繍のポットつかみです。
去年出会った刺繍マスターのおばあちゃまの工房で出会った手仕事で、ミントティーポットの下に敷くのと、取っ手が熱くなるので、カバーとして使います。去年も来たよと言って写真を見せたら、とても喜んでくれました。
おばあちゃまが元気で、わたしたちも嬉しい!ちなみに、キャラの濃そうなこちらの男性は?
おばあちゃまの息子さんです。ママが大好きなんですって。いろいろ話してたら、息子さんとも仲良くなりました。
そうやって繋がりが広がっていくのね。
ところで、このお人形が着てるのってもしかして?
そう!ベルベルの民族衣装、ジェラバだそうです。フェズ刺繍のジェラバ、可愛いですよね。
1人1人の表情が微妙に違うのがたまらないわ。
続いてご紹介するのは、フェズ陶器のお皿とタジン鍋です。
フェズはモロッコ陶器の二大産地のひとつで、「フェズブルー」と呼ばれる青が特徴的なんですって。お気に入りの陶器をじっくり選んだあとは、今年も野菜たっぷりのタジンをいただきました。
集中したあとって、おなかが空くのよね。
この緑の飲み物は何かしら?
アボカドジュースです。
シャウエンでは、ざくろのジュースをいただいたんですけど、ここでは街歩きに備えてエナジー系のアボカドをチョイス。道路を向いた席で、ジェラバの着こなしや足元のオシャレなど人間観察しながら、元気回復しました。
現地の方の着こなしって、参考になるわよね。
元気になったところで、最後にご紹介するのは、カラフルなバブーシュです。今回の旅では、シャウエン、フェズ、マラケシュのそれぞれで個性的なバブーシュに出会うことができました。
フェズで出会ったバブーシュはぺったんこで、やわらかそう。
ふさふさと、縁取りの模様が素敵。
カラフルなバブーシュを履いて、軽やかにメディナをお散歩したくなりますよね。
さっきうさビーを待たせちゃったから、野菜やハーブの通りを見に行こうかな。
賛成!
レストランもいいけど、路地に並ぶオリーブやミントも味見してみたかったの。
もう少しだけフェズの街を散策したら、モロッコ旅最後の街・マラケシュに向かいます。前回は9時間かけてバス移動しましたが、今回は1時間の空の旅。皆さま、どうぞお楽しみに♪
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
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