【イベントレポート】トリコロール映画祭2023~フランスを観て触れる2日間
10/28-29と2日間にわたって徳島で開催された「トリコロール映画祭」。
上映される映画についてのテーマトークとその後の交流会、フランス菓子とお茶の販売という盛りだくさんな内容で、旅茶時間も参加させていただきました。
2日間でそれぞれ2作品、合計4作品を楽しめるこの映画祭は、「徳島で定期的にフランスの映画作品を観る機会を創出したい」という実行委員の皆さんの思いをもって、2017年から定期的に開催されています。首都圏でもフランス映画が上映される機会が減少してきた昨今、劇場での鑑賞がさらに難しい徳島で、映画鑑賞をきっかけとしてフランスの様々な文化へ関心を寄せ、異文化、多様性への理解を深められるような映画祭を目指されているそうです。
会場となったのは、川沿いの倉庫をリノベーションしたアクア・チッタ第二倉庫。
インテリアショップやカフェ、イベントスペースなどさまざまに活用される倉庫群は、建物の構造を活かしてリノベーションされたそうで、潮風を感じられる開放的な空間でした。
看板猫のかもめくんに迎えられ、緊張の中にもほっこり・・・
映画上映開始まではフランス菓子とお茶を販売しつつ、お客さんや映画祭実行委員の皆さんとお話しする中で、徳島についていろいろ教えていただいたり、旅茶の紹介をしたりとあわただしくも楽しい時間でした。
トークゲストは、「旅茶のシネマごはん」や、コラム「映画で旅するフランス」でおなじみの東志保さん。
28日に上映された「最強のふたり/Intouchables」「デリシュ!/Délicieux」に共通するテーマ「フランス映画に見る博愛」についてお話しいただきました。「博愛/la fraternité」とは何か、フランス的アイデンティティーとは何かなど、一見難しそうなことも、映画を観た後だとシーンを思い浮かべることで、スッと入ってくるから不思議です。
トークの後は、映画のワンシーンで見たお料理を味わいながら、フランスや映画について語り合うひとときを。映画のタイトルにもなっているジャガイモとトリュフのお料理「デリシュ」をはじめとするお料理と、フランスで食後によく飲まれるベルベーヌティーをご用意しました。
大スクリーンで映画を観た後の高揚感と一体感、美味しいお料理とお茶、そして会場のあたたかい雰囲気が心地良い、とても素敵な一日でした。
今回お世話になったトリコロール映画祭実行委員の皆さま、ゲストとして参加してくれた東さん、会場にいらしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
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