【旅と手しごと】エストニア・タリンの街から港町パルヌへ:赤ずきんちゃん&オオカミのブローチ
※前回のおはなしは こちら
Hinと出会って、最初に歩いたのはタリンの街だったわね。
旧市街(タリン)は小さいけど、まるでおとぎの国のような街。建物も雰囲気も可愛らしくて、歩いているだけで楽しくなります。
建物だけでなく、ポストや食料品のパッケージなんかも可愛いのよね。
そうそう、さすがに持ち帰れなかったけど、卵のパッケージまで可愛くて。旅のごはんは、だいたいスーパーに買いに行くので、行くたびにワクワクしちゃいます。ある日のごはんは、黒パンとチーズと、カップで売っている冷たいビーツのスープ。それにポテトとビーツとニシンの酢漬けサラダ、あと市場で買ってきたフルーツでもう大満足です。
バルト三国は、三国とも黒パンと乳製品が美味しいのよね。わたしも黒パンが大好物よ。日本円だといくらくらいになるのかしら?
全部で500円くらいかな。物価は、フィンランドに近いせいか、エストニアはじゃっかん高くて、フィンランドから遠くなるとちょっぴり安くなる気がします。市民が使う市場とか食品は安いです。レストランだと3,000~4,000円しちゃうかな。ファストフードは、マクドナルドなどもあります。
旅行先でスーパーや市場に行くと、現地の人の暮らしや食生活が垣間見えて楽しいわよね。
さて、ついつい前置きが長くなっちゃったけど、エストニアで出会った旅の仲間たちを紹介するわね。Hin、最初の仲間はだあれ?
赤ずきんちゃん&オオカミのブローチと、小鳥のブローチです。
タリンからバスで2時間くらいのパルヌという港町からやって来ました。パルヌ郊外の閑静な住宅街にあるアトリエで、女性作家さんが一つずつ手描きで丁寧に作っています。セラミックのものと木のものがあって、動物モチーフが多いけど、最近は植物モチーフもちらほら。作家さんゆずりなのか、どの子も目ヂカラがすごいです。
目ヂカラは大事よね。色使いも素敵だし、細かく描き込まれた動物やおうちが独特な世界観を作り出しているのね。
初めてエストニアを訪れたとき、ホテルのプチギャラリーみたいなところに展示されていて、ものすごく心惹かれて。その次はエストニアの工芸品売り場で出会って、やっぱり好きだなと思って、今年ついに直接本人に会えることになって、アトリエを訪問したんです。一つずつ表情が違うから、見ていてとても楽しい子たちです。
旅は一期一会だけど、何度でも訪れたい場所や会いたい人ができるのも、旅の醍醐味なのよね。パルヌの街を満喫したわたしたちは、「バルト海に浮かぶ生きた博物館」といわれるキフヌ島へ向かいます。
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
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