【旅と手しごと】メキシコ:オアハカ・織物の村サント・トマス・ハリエサと木彫りの村サン・マルティン
※前回までのおはなしは こちら
刺繍の村を後にし、織物のサント・トマス・ハリエサ村にやってきました。モトタクシーの座席から感じる風が心地良いです。
さっそく織っている女性を発見!
ここは市場なんですけど、何かしら織っている方をよく見かけました。手が空いたら織る、みたいな・・・
織ることが生活の一部になっているのね。
さて、今回まずご紹介するのは、手織りのポーチです。
「腰織」と呼ばれる手法で、祖母から母、母から娘へと、代々受け継がれる伝統の織物なんですって。こちらの工房では、織り名人のお母さんと娘さんにお会いしました。
壁一面に貼ってあるのは、表彰状?
お母さんは、本当にすごい人なのね。
自分も織機の一部になった感じで巻き取っていくスタイルが独特ですよね。
ポーチを使うたびに、お母さんのぬくもりを感じられそう。
続いて向かったのが、木彫りのサン・マルティン村です。まずは、木彫り工房のオーナーが経営しているというレストランへ行きました。
ズッキーニの花が添えられたのが、オアハカの食材を使った「パハリート」。辛くない唐辛子でマリネした豚肉で、さけるチーズ・ケシージョと、ゆで野菜を巻いたものを、緑トマトのソースでいただきます。
焼きたてのトルティージャも美味しかった~
冷めないようにクロスに包んであるところも素敵な心遣いよね。
美味しくて大満足なお昼の後に出会ったのが、木彫りの動物たち(アレブリヘス)です。
「Jacobo &Maria Angeles」というこの工房では、1本の木から作品が出来るまでの各工程をチームごとに作業しています。
1本の木から切り出されたものが、こんなにつるつるになるのね!
この模様には、何か意味があるの?
こちらの工房で制作されている動物たちに描かれているのは、サポテコ族が文字がわりに使っていたサポテコ柄。この工房の作品は、洗練されていて、アメリカなど海外でも人気があるんですって。
柄に意味があるって素敵ね!
Hinが連れ帰った子たちにも描かれているの?
うちの子たちにも、一部描かれています。
サポテコ柄が全面に描かれたこのコヨーテは、すごくかっこよかったけど、持てないし、買えないし、で泣く泣くあきらめました。
残念だけど、素敵な出会いもあったし、いいんじゃない。
次の日はオアハカの街を散策し、街の市場で出会ったのが、メルカドバッグや、天使のオーナメントです。
やっぱり、Hinの旅には郵便局と市場がかかせないのね。
メルカドバッグ、今年は花柄もあったりして、変化を楽しむことができました。
まだまだ続く、Hinとわたしの旅。
メキシコを後にした私たちは、ボリビアへと向かいます。
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
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