【お茶会レポート】2度目のドイツで学生生活:楽しく奏でる暮らしのヒント
「ドイツのお茶とお話」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
「アートと音楽のあるドイツの暮らし」をテーマに、カールスルーエで音楽と美術を学び、お仕事をしながら音楽活動を続ける三浦麻衣さんをゲストに迎えてお話をうかがいました。
麻衣さんが暮らしていたのは、宮殿を中心に道路が放射状に伸びる緑豊かな計画都市として、またアートが盛んな学生の街として有名なカールスルーエ。小さい頃に暮らした大好きな街で貧乏学生生活を送ったという麻衣さんは、自分の住む家や庭など、華美ではないけれど、シンプルに毎日の暮らしを大切にするドイツでの生活を経験することで、庭で摘んだハーブでお茶を淹れたり、ジャムを手作りしたりと、工夫しながら楽しむことを学んだそうです。
そんな生活の中心は、やはり音楽。スイスまでピアノを習いに行ったり、学校近くのレストランでピアノ演奏をさせてもらったり、街の古本屋さんでピアノコンサートを企画し、運営・演奏・軽食すべてを自らがプロデュースしたりと、人懐こい笑顔とピアノの腕前で、周囲の人々を味方にしていくストーリーが爽快でした。今後は、日本でも音楽活動を続けていくという麻衣さん。繊細な指から紡がれる、心地良い音楽に浸る優雅な時間を楽しめる機会が増えそうです。
また今回は、ドイツ人シェフとコラボした際に譲り受けたという専用のボードを使って、tomokoさんがシュペッツレの作り方をデモンストレーションしてくださいました。出来立てほやほやのシュペッツレは、初めてなのにどこか懐かしい味がしました。
お茶会後半では、TEAスタイリスト・友美さんがドイツのお茶事情についてお話してくださいました。ドイツはヨーロッパのお茶貿易の中心地で、世界中から茶葉を輸入し、加工・再輸出(特にイギリス・アメリカ・ロシア)しているそうです。また、緑茶の残留農薬基準など欧州の「基準」を実質に設定する力を持っており、その基準は厳しいようです。お茶・薬・調味料としてハーブが身近なドイツですが、技術や基準がしっかりしているからこそ安心して、暮らしに取り入れられているのかもしれませんね。
[ welcome food ]
flammkuchen フラムクーヘン
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Dallmayrのフルーツハーブティー
Crackling Fire(秋冬ブレンド)
[ main dish ]
Spätzle シュペッツレ
Linsensuppe リンゼンズッペ
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Pompadourのエルダーフラワーレモン
[ dessert ]
Streusel kuchen シュトロイゼルクーヘン
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Ronnefeldtのフレーバーティー(パパイヤ)