【イベントレポート】「シリアの朝ごはんと、オリーブ食べくらべ」
「シリアの朝ごはんと、オリーブ食べくらべ」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
2007年にシリアを訪れたZAHARA代表・井上祐花さんが、あまりの美味しさに衝撃を受けたというオリーブ。その美味しさをシンプルに味わえるシリアの朝ごはんと、他の国のオリーブとの味の違いを食べくらべながら、当時の穏やかなシリアの暮らしや街の様子について、お話をうかがいました。
今回食べくらべをしたのは、シリアの固有品種・ダーン。ふだん食べ慣れているイタリアやスペインのオリーブと違って、ぎゅっとした歯ごたえの果実と、その後にくる苦味がクセになりそうな味でした。
朝ごはんプレートには、2種類のオリーブ、ラブネ(水切りヨーグルト)、タッブーレ(パセリのサラダ)、アラブサラダ、ザアタル、フムス(ひよこ豆のペースト)の盛り合わせを。ピタパンと、ジャガイモとにんにくの卵炒めと一緒にいただきました。(※ジャガイモとにんにくの卵炒めは写真がありません・・・すみません)
デザートには、シリアの家庭でもよく食べるというサイダーフルーツポンチと、マテ茶を。
シリアは、世界有数のマテ茶輸入国だそうです。お出ししたものは、アルゼンチンのマテ茶ですが、シリアの方も同じマテ茶を楽しんでいるのかも・・・と現地に思いを馳せて楽しむことができました。
10年前の遺跡や街並みは、もう目にすることはできないかもしれませんが、その歴史や暮らしを、食文化と一緒に体験してもらうことで伝えていけたらと井上さんは言います。歴史から興味を持つ人にも、美味しいものが大好きな人にも、新しい発見のある学びと癒しの時間を共有できるよう、旅茶時間もお手伝いしていけたら嬉しいです。
2種類のオリーブ(イタリア産/シリア産)
ラブネ(水切りヨーグルト)
タッブーレ(パセリのサラダ)
アラブサラダ
ザアタル
フムス(ひよこ豆のペースト)
ピタパン
ジャガイモとにんにくの卵炒め
シャーイ
マテ茶
[ フェアトレードショップZAHARA代表 ]
井上祐花
2005年より研究のため、パレスチナをたびたび訪れる。2014年、パレスチナのオリーブオイルを販売するフェアトレードショップZAHARAを設立。オリーブオイルとともにパレスチナの文化も紹介している。