【旅と手しごと】番外編・世界一キレイな海コスメル島:アートめぐりとショコハづくり
※前回までのおはなしは こちら
「世界一キレイな海」と呼ばれるコスメル島。
ゆっくりと自然を満喫できる大好きな場所です。
海だけじゃなく、空の青さも眩しい!
まず行きたいのが、博物館。
メキシコのマヤ文化や歴史に触れたり、国内外のアーティストの作品に出会えます。
私の友人がこの博物館で働いていて、彼女自身もアーティストということもあって、博物館を見学したあと、島のアーティストさんたちのアトリエに連れて行ってもらいました。
この島にぴったりな、カラフルな色使いの作品ばかりね。
見ているだけで楽しくなってくるわ。
「ショコハ」というマヤの時代に飲まれていたチョコレートドリンクを作るワークショップにも参加しました。
チョコレートの起源は諸説あるらしいんですけど、コスメルが発祥だとも言われているんですって。ホットチョコレートやココアって、ちょっとほっこりしたいときに飲みますけど、マヤの時代は栄養がすごくあるもので、甘さも控えめ、滋養強壮のために飲まれていたそうです。
チョコレートで健康、って今まさに流行ってるじゃない。
どうやって作るのかしら?
まずカカオの豆を、大豆から味噌を作るみたいに、ミンサーにかけてミンチ状にします。次に、ちょっと甘味のある特別なエッセンスを加えてペースト状にします。そこにお湯を加えて攪拌するとショコハになるんです。ワークショップでは、最初にチョコレートの起源や、カカオのこの部分からチョコレートを作るんだよ、みたいなお話を聞いて、そのあとショコハを作りました。
自分で作るのは大変そうね。
コスメルの人は、今でもショコハをよく飲むの?
ショコハは温かい飲み物だからか、見かけませんでした。
よく飲まれるのは、ハイビスカスのジュース。粉ジュースになってて、ちょっと甘酸っぱい味です。あとは、韓国のお米のジュースみたいに、カルピスに似たお米の飲み物がありました。
お米もあるのね。
海辺だし、海鮮も美味しそうね。
セビーチェというマリネされた魚介類を使ったサラダや、タコのちっちゃな唐揚げとか、海の幸がとにかく美味しかったです。
マーケットでは、サボテンが八百屋さんに売られていたり、新鮮なフルーツがたくさん。
お肉屋さんでは、豚肉をゆでてけずって売ってるのを見かけました。
これから食べられちゃうのに、てへへと笑ってる豚が切ないわね。
コスメルの人も、生魚を食べるの?
先ほど紹介したセビーチェや、お寿司屋さんのサーモンなんかは生で食べます。コスメルにも寿司バーがあったので行ってみました。和食が最近は一般的になってきているのか、お箸の使い方が上手な方も結構いますね。
海外でお寿司を食べるときは、日本の概念をなくして食べることにしてます。巻物にクリームチーズが入っているのも、別の料理として食べたら美味しく感じたり。
それぞれの国で、お寿司がどんな風にアレンジされているのか比べてみるのも楽しそうね。
(次回へつづく)
旅する雑貨屋「Hin plus」
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