【旅と手しごと】モロッコ・砂漠の街メルズーガ:ベルベルの手織り絨毯

【旅と手しごと】モロッコ・砂漠の街メルズーガ:ベルベルの手織り絨毯

西荻窪の雑貨屋「Hin plus」の店主・Hinが世界を旅しながら、その土地の人との出会い、手仕事に込められた思いや楽しい物語をご紹介する「旅と手しごと」。今回の旅は、旅の相棒・うさビーとともに、長距離バスで砂漠の街をゆく、モロッコ編です。
※前回までのおはなしは こちら
Hin

迷宮都市・フェズから夜行バスで8時間、サハラ砂漠の街・メルズーガにやってきました。モロッコ南東部、アルジェリア国境に近いこの街には、遊牧の民・ベルベル人が多く住んでいます。着いたのが早朝だったので、まだ真っ暗でした。

うさビー

砂漠で夜明けを迎えるなんて、ロマンチック!

Hin

まずは宿泊先の「リヤド マムーシュ」へ。
夜行バスで到着すると、バスの中まで迎えに来てくれるというホスピタリティーが素敵です。
天井まで可愛いベッドルームと、広々とした中庭のプールでのんびりできる、砂漠のオアシスのようなラグジュアリーな空間でした。

うさビー

お姫様みたいな寝室ね。
良い夢が見られそう。

Hin

リヤドでのんびりしてから、ベルベル人の一家を訪ねる砂漠ツアーへ。ちょうどお嫁さんが夕食用のパンを焼いているところで、ガスがなくても焼けるんだよと言って、土の窯で焼いているところを見せてくれました。

うさビー

こんがり焼けて、美味しそう♪
ここでも粉ものが主食なのね。

Hin

そんな砂漠の暮らしの中にも、手仕事との出会いがありましたよ。今回ご紹介するのは、ベルベルの手織り絨毯です。

見た目にもインパクトのある織機は、持ち運びもできるすぐれもの。毛糸をぴゅっと入れて、ナイフで切って独特な模様を作っていきます。紡ぎ車はなくて、足で紡ぐんですって。

うさビー

手さばきだけじゃなくて、足さばきも達人なのね。
ちらりと見えるズボンが可愛いわ。

Hin

女性は家事と手仕事を、男性は山羊の世話をしながら遊牧する暮らしなんです。ミントティーをいただきながら、楽しくお話させていただきました。

うさビー

お茶には人の心を和ませる力があるわね。
砂漠ツアーでは他にどんなところへ行くの?

Hin

四駆で砂漠の色々なスポットをくるんと回るツアーなんですけど、印象的だったのは、アンモナイト拾いと生のデーツを食べたことです。

うさビー

この砂漠が4億5000万年前は海底だったなんて信じられない!

Hin

水をかけると、化石が浮き上がって見つけやすくなるんです。私は、アンモナイトとイカの化石を見つけました。

デーツの林がツアーの通り道にあったんですけど、こんな風に実るんだって初めて知りました。ドライバーさんが、その場でもいだデーツの実を、水路の水で洗ってくれて、大丈夫かな?と思いつつ食べたらすごく美味しかったです。

うさビー

ミントティーのお供にデーツというイメージがあるけど、本当に身近な食べものなのね。

Hin

でも、一番衝撃を受けたのはやっぱり砂漠です。行った方がいいと言われてなんとなく行ったんですけど、風がひゅーってくると細かい砂が模様を作って続いていく、まるで別世界のようですごいなと感動しました。

うさビー

砂漠は人生観を変えるというものね。
砂漠で2度の朝焼けを楽しんだわたしたちは、モロッコ旅一番の長距離移動となる13時間のバスの旅で、マラケシュへと向かいます。
 

(次回へつづく)

 

[ 取材協力 ]

旅する雑貨屋「Hin plus」
〒167-0042
東京都杉並区西荻北 3-3-12
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