【旅と手しごと】ラトビア・冬の暖かい手仕事とリガのクリスマスマーケット
※前回までのおはなしは こちら
みなさん、こんにちは。Hinです。
西荻窪で雑貨屋をしています。
今回の「旅と手しごと」では、冬のバルト三国・ラトビアへの旅をお届けします。
わたしとHinが初めて出会ったのは、夏のバルト三国旅だったわね。
爽やかな青空が気持ち良かった~。
街の感じが、夏とは全然違いますよね。夏は、4時か5時くらいには明るくなっているので、朝起きたら空が青いんですけど、冬は日の出が9時過ぎとかだし、空もグレーでちょっとどよよんとした感じ。
8時半頃、ホテルの窓から、お仕事の皆さんがちょうど出勤しているのが見えて、暗いのにお疲れ様です!って思っちゃう。
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そういえば、ラトビアで見つけた日めくりカレンダーには、日の出と日の入り時間の予測が書かれていて、面白いなと思ったんですけど、現地の方は冬至や夏至をすごく大事にされているんです。
そういう環境だから、冬はおうちの中で手仕事をする習慣があって、女性は編み物や織物、男性は木工品を作って、冬の間に作ったものを夏の民芸市で出したりするスタイルなのね。
さて、そんな冬のラトビアでの出会いをどんどん紹介していきますよ。
まずは、Hin plusの定番・もふもふの室内履きです。
元々は室内用なんですけど、可愛さを外でも見せたいという方は、ラバーをつけて外履きにするんですって。
小さいのは子供用?
親子で暖かいオシャレを楽しめそうね。
続いては、クルゼメ地方の手編みのミトンとアームウォーマーです。
ラトビアのミトンは、模様がすごく素敵なんですけど、地方によって特徴や意味があるんです。ラトビアは、クルゼメ・ゼムガレ・ヴィゼメ・ラトガレという4つの地方に分かれていて、このミトンのふるさと・クルゼメは、色合いのはっきりしたものが多いようですね。
うっとりするような色使い!
縁取りの黄緑がニクイわ。
アームウォーマーは、毛糸にビーズを通してから編むという手法で作られています。この手法は、ラトビアだけでなくリトアニアにもあるんですって。
室内でも暖かく、華やかに過ごせる、寒い地方ならではのオシャレね。
最後はこちら、アルスンガ地方の手編み靴下です。
民族衣装を着たときに履く靴下で、黒い方はふくらはぎのところできゅっと結ぶようになっています。アルスンガ地方の民族衣装は、ラトビアで一般的な縞模様ではなくて、無地のスカートに鮮やかなストールをまとうそうで、足元にちらりとのぞく靴下が着こなしのポイントになりそうですよね。
ジーンズやブーツを合わせるのも良さそう。
今回の旅のもうひとつの目的は、リガ市内3か所で行われるクリスマスマーケット。ラトビアは、1510年に世界で初めてクリスマスツリーを飾った国だと言われています。ニット製品・木工品・雑貨・飲食などたくさんの露店が立ち並び、見ているだけで楽しい場所です。
すごく寒いから、暖かいものを飲みながらまわるのがいいわね。
Hinのお気に入りはどこ?
郵便局と、メリーゴーランド!
クリスマスマーケットの中の郵便局、ってそれだけでワクワクしちゃいます。もちろんちゃんと機能していて、ここで購入したポストカードに、ここ限定のスタンプを押して投函できるんです。
あと気になったのが、メリーゴーランド。子供用だと思うんですけど、お兄さんが設営して、回してるの。
お兄さん大変・・・!
クリスマスマーケットは、いろいろなものがあって面白いですよね。
豊かさの象徴として、お祝いのときに豚の笑顔をテーブルに乗せるという習慣があるらしいんですけど、「豚の笑顔って?」と思って食べものコーナーをよく見てみたら、そのまんま頭がどーん、みたいな。
まつ毛とかすごいことになってる・・・
いつものマーケットに行くのも楽しいですが、クリスマスマーケットのように季節限定のマーケットもはずせないですよね。駆け足のラトビア旅でしたが、冬の魅力を満喫できました。
Hinとわたしの旅は、まだまだ続きます。
次回は「旅と手しごと」番外編・世界の郵便局。
どうぞお楽しみに!!
(次回へつづく)
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