【世界のお茶】スペイン・ポルトガルの旅とお茶:スペイングルメとフラメンコ
スペインと言えば、バル!街中に気軽なバルがたくさんあります。スペインで驚いたことの一つが、昼食と夕食の遅さ。昼食は14時を過ぎてから、夕食となると20時とか21時ぐらいなんだそうです!19時頃に夕食を食べたくても、レストランが開いていないなんてこともありました。そこで、会社帰りにバルでさくっとお酒を飲み軽食をとる人も多いそうです。
グラナダ名物のひとつが、バルでお酒を頼むと一杯ごとに無料でタパスがついてくることです。
こんなおいしいタパスが、お酒を頼むごとに出てきます。もうこれでおなかいっぱい(笑)。
お酒を飲んだのは専ら夫ですが、飲めない人でもスペインのバルは楽しめるんです。それがこちら、「Mosto(モスト)」!ワインを作る前のぶどうジュースです。こんな風にワイングラスで出してくれるので、雰囲気もよくて、これがとっても美味しい!!
こちらはレストランで頼んだ赤モストです。どう見てもワイン・・。
そして、朝になると、バルはカフェへと変身を遂げます。あれ?ここバルじゃなかったっけ・・とお店へ入ると、おじさんがカウンターから美味しいクロワッサンとコーヒーを出してくれました。スペインはやはり基本的にはコーヒー文化です。暖かいエスプレッソはどこへ行っても欠かせません。そして、どこで飲んでも美味しい!バルは朝ごはんから夕食まで、スペイン人の生活を支える場所なんですね。
そして、もう一つのグラナダ名物、それは・・・巨大チュロスです!どーん!!
ホットチョコレートにつけて食べます。めっちゃ美味しいです。スペインにはチョコレートショップもたくさんあって、チョコレートドリンクがとても美味しいです。チュロスもマドリードにもありましたが、こんなに大きいのは初めてでした。美味しいタパスにチュロスにチョコレート・・何ここ天国!?ってなりました。住んだら絶対太ります。
すっかり気に入ってしまったグラナダ、離れるのが悲しかったですが、次なる目的地はフラメンコの本場、セビリアです。街中にはフラメンコのポスター等がいたるところにありました。
日本でオンライン予約をしていたお店に早速フラメンコのショーを観に行きましたが、もう、感動の一言です。踊り手とギタリストと歌い手の掛け合いや、情熱的なダンスに時間が経つのも忘れて見入ってしまいました。本当に素晴らしかったです。
老舗のロス・ガロス
そして翌日は、街の中心にある、セビリア大聖堂(カテドラル)へ。カテドラルはスペイン各地にあって、グラナダでも見ましたが、装飾や建築が本当に美しく、見飽きません。荘厳な雰囲気に、無言になります。
大聖堂から見下ろすセビリアの街。
この後、お目当てのオリーブオイル店へ行く予定が・・シエスタタイムということで通りのお店が全部閉まっていました!!ほんとに閉まるんだ・・とびっくり。マドリードなどの都市部では見かけない光景でした。仕方がないので唯一開いていたお土産屋さんで絵葉書を買いました。
翌日、マドリードに戻る日です。朝早くに起きてセビリアを散策。大聖堂が美しい。
木造建築として有名なメトロポール・パラソルを見て満足。
そして、前日行けなかったオリーブオイル屋さんにも無事に行けました。オリーブにも色々種類があって、全く味が違うということ、上質なオリーブオイルの味を、ここで教えてもらいました。本当に美味しかった。日本で買うよりだいぶお得なので、持てるだけ買いました。
マドリードへ戻ってきました。
最後の心残りは何かな・・・。と自分の心に聞いてみたところ、
アイスチョコレートドリンクを飲むことでした(笑)。もちろん、デパートでMANZANILLA con MIELを買いためて、いよいよ、明日からはポルトガルです。
つづく
田中友美
[ TEAスタイリスト ]
学生時代、北京留学をきっかけに中国茶に傾倒。大学卒業後、上海にて3年間勤務。世界の茶産地への旅をライフワークに中国茶をメインとしたイベントの開催や茶葉・茶器の販売などを行う。お茶を囲むことで生まれるご縁「茶縁」を大切に活動している。